2013年8月26日月曜日

分析002

次回の動画投稿は9月2日(月)前後を目安にお願いします。最終期限は9月9日(月)です。



ほぼ、水平に振る事が出来るようになって来ています。こういう進歩をひとつづつ地道に続けて行く事が重要です。




まず、自分で思うほど悪く無いので、この調子で打つのも振るのも数をこなして行ってください。始動時の動きに比較的クセが無いのが、山下さんの長所なので、こういう場合は安心して数をこなす事が出来ます。

ただ、まだ打つ時の構えで後ろ足のインエッジが浮いています。

また、もっと、股関節を割った上で前の膝が内、後ろの膝が外のラインを作る事を重視してください。スティックを用いた「構え作りスクワット」の後に、揺らぎながら重心を下げて、両脚のライン(前の膝が内、後ろの膝が外)を作る練習を部屋などで、良く行なうようにしてください。それが出来ると、ステップで前脚の膝が内に入る動きが、もっと小さくなるでしょう。

それから、オートマチックステップでは、低い重心から打つ事、捻って打つ事を繰り返し練習する事が大事です。楽な構えから打とうとしていたのでは、いくら打っても、成長していきません。ですから、今回の動画くらいだと良いのですが、このくらい、捻って、腰を落とした構えから打つ。それを繰り返す事を、まず基本だと考えて下さい。

捻りをキツくする事によって、フォロースルーがコンパクトになっていますが、それで、良いのです。捻る事で、以前と比べて良い意味でスイングが小さくなっています。

全て、問題無く、進んでいるので、この調子でドンドン振り込んで行ってください。

それから、山下さんの場合、まだまだ身体を名一杯使って、身体の機能性を向上させていかなければならない段階です。今の段階で完成されたスイングをしようとしない事が大切です。重心を低くして打つ、捻って打つ、と言った事を強調しながら、ストレッチも行い、身体を動くようにしていって下さい。粘土に例えると、まだまだ堅い粘土です。それをコネて柔らかくして行かなければなりません。今は、その段階です。

今回は以上です。

2013年8月24日土曜日

分析001

次回の動画投稿ついては、このブログに掲載されてから1週間とし、最終期限は、このブログに掲載されてから2週間とすることにします。

ですので、次回の動画投稿は8月31日(土)前後を目安とし、最終期限は9月7日の(土)ということでお願いします。




思ったより振れてるので安心しました。

ただ、股関節の割りが甘く、また、爪先もややとじ気味で、アウトエッジに荷重が集まっています。そして、インエッジがめくれ気味です。よく見ると、途中で捏ねてミスショットしてるのは、めくれたインエッジが着地する動きから始動しています。この動きで後ろの膝が折れ、後ろ肩が沈むので、その反動で捏ねてるのかもしれません。

いずれにしても、荷重がアウトエッジに集中すると、股関節は割れますが、筋肉の使い方としては偏ってしまい、身体本来の力を使い切れません。なので、3点支持にすることを重一度思い出して下さい。そして、股関節ももう少し割った方が良いでしょう。

股関節を割って3点支持にする感覚を掴むためには、以下の体操をしてください。

体幹部操作1の股割り体操の要領で手を身体の中心で組み、股関節を割ります。重心は打撃の構えよりやや低い程度でOKです。(写真ではやや右足のインエッジがめくれていますが)こうすると、手が身体の中心に有るので、拇指球側にも体重が乗りやすく、手が身体の前に出るので、爪先側にも体重が乗りやすくなります。その結果、股関節を割りながら3点支持が出来るようになります。

こうなると、両足のアーチが形成され、土踏まずにゴムボールが挟まったような感覚(ゴムボールの上に立ってるような感覚)両足が吸盤になったように地面に吸い付く感じが得られます。

また、この体操から、3点支持にするためには、手のポジションを注意することが必要になる事も解ります。手のポジションによって重心位置が変わって来るためです。

この点(3点支持)については、昔の方が感覚が鈍かったからか、良い意味でも悪い良い意味でもベタ足だったので、そのぶん身体の力を素直に使い切れている感じが有ります。下の動画はその例です。赤いシャツのは最近のですが、3点支持の話をした直後の動画で、これも良い例です。


グリップを5本の指がピッタリとフィットするように握ると、両足も3点支持がやりやすく、地面にピッタリとフィットします。このように、手とバット、足と地面がピッタリとフィットすると、身体の力が素直に使え、身体の芯からの力が使えます。元々、そういう事が出来るのが山下さんの長所だったのですが、感覚が鋭くなるにつれて、逆にそういう面が失われつつ有るので、上記の点(グリップと両足のフィット感)は常に重視して取り組んで行って下さい。

(この事は、「マカッチェンのトップハンド」の内容とも被ります。)

それが出来た上での、捻りであり、股関節の割れであり、グリップであり、前軸だと言う事です。

動画は、身体の力を素直に使い切れている例です。年齢的に若く、技術的にやや荒い部分がある事が、逆に、功を奏する部分も有ると言う例です。つまり、グリップをワシ掴みにすると、足もベタ足になりやすいのですが、そういう方が身体の力を素直に使い切れるのです。それがコツを憶えて行くと、グリップの感覚や足裏の感覚も鋭くなり、ハマるとパワーが出るようになるのですが、身体の使い方的に偏って来るので、ハマった時とミスショットの時の感触の差が大きくなり、ミスショットでの不満足感が強くなって来るわけです。まぁ、贅沢になってくると言う事ですね。


要は、ワシ掴みでベタ足にするのが良いということではなく、5本の指できちんと握り、足裏も3点にバランス良く加重する事が重要であり、それは身体の力を使い切るための基本だと言う事です。

そして、また、土台となる下半身のパワーを活かすために、股関節を割るということをもっと重視して取り組んで下さい。

以上です。