この調子で振り込んで行けば良いと思います。
特にチェックしてほしいポイントは、前脚が閉じた状態で着地になると、フォローで前脚が後方に引けてしまうので、そうなった場合は、どこか、それ以前に問題が有ると言う事です。
いずれにしても、山下さんの場合は、構えでバットを動かし過ぎて、腕を使っている時は良く有りません。バットの動きは大人しめで、身体の中心からの力が使えている時の方が振れています。
林さんが、「身体の芯からの力を末端部に伝達する身体の使い方が出来ているのに対して、身体の芯が決まっていない状態」なのに対して、山下さんは「身体の芯は決まっているが、身体の表面的な筋肉の力に頼っている状態」です。この違いが解れば、取り組み方もおのずと解って来ると思います。
フォーム的に気になるのは、ヘッドがさがりやすい傾向にある事です。練習方法としてはトップバランスのマスコットバットを(構えの時間を短くして)振った後に、軽いバットでショートストロークスイングを繰り返すなどが有ります。
また、揺らぎから打ちに行く間について若干の理論変更が有りますが、それは以下の通りです。(林さんの記事にも書いていますが再掲しておきます。)
手を止める事を意識する必要はありません。この点は若干の理論変更です。身体の動きを止めても、完全に止めると一部の筋肉に負担が集中するため、無意識で、あちこちの筋肉に(体重を支える)役割が転移する事によって微妙な揺れ(無意識の揺れ)が起きるので、それを受けてバットも微妙に動きます。ですから無理に止めようとすると不自然になります。前脚の足踏みを止めた後、最後の瞬間の話です。そこでは「止まるのでも無く、揺らぐのでも無い。ただ単に揺らぐのを止める。それでも身体が勝手に微妙に揺れている」この感じを掴んでください。
今回は以上です。
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